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賠償請求できる車の修理費用


物損事故の被害にあった場合に加害者に対して賠償請求できる修理費用について解説いたします。


基本的な考え方

自動車が損傷した場合で、修理が可能であれば修理のためにかかった費用を相手方に請求することができます。

ただし、損害賠償できるのは、事故にあう直前の原状に戻すために必要かつ相当な分の費用です。

また、修理費用が、車両時価に買替諸費用を加えた金額を超える場合には、車両時価に買替諸費用を加えた金額の限度でしか損害賠償請求することができません。

原状に戻すために必要かつ相当な範囲の賠償をするという精神が表れているところです。


塗装費用

自動車における塗装の目的は、車体保護、美観・商品性向上、塗装による表示などにあるとされます。

したがって、その目的を達成するために必要な分の費用を請求できることになります。

塗装には、大きく「全塗装」と「部分塗装」があるところ、部分塗装により上記塗装の目的を達成することが可能であれば、部分塗装の方が低額で済むと考えられますので、原則として部分塗装にかかる費用の分だけ損害賠償請求することができます。


板金加工費用・部品交換費用

板金加工とは、自動車に生じた凹み部分を裏側からハンマーで叩くなどして凹みを修繕する方法です。

部品交換は、自動車に生じた凹み部分の部品を交換して修繕する方法です。

損害賠償は事故前の原状に戻すために必要な費用について認められるものなので、一般的に部品交換より修理費用が低額で済む板金加工により、原状に戻すことが可能であれば、板金加工にかかる費用の分だけ請求できることになります。


その他原状に戻すために必要な費用

上記以外の費用でも、車を原状に戻すために必要な修理費用については、加害者に損害賠償請求することができます。


その他の留意点