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物損事故にあったときの慰謝料


交通物損事故の被害にあった場合に賠償請求できる慰謝料について解説いたします。

交通事故により、人の生命・身体に被害が生じておらず、車などの物だけが被害にあった場合には、通常、慰謝料を相手方に請求することはできません。

なぜなら、物だけの被害であれば、物は財物であり、修理や交換により原状に戻ればそれ以上の損害はないと考えられるからです。

ただし、以下のように、物の価値とは別の被害が生じている場合や、物としての価値だけでは評価し尽せない場合など、物の被害とは別に主観的精神的価値が害されているときは、慰謝料を請求することができる可能性があります。


一歩間違えれば生命や身体に被害が生じていた場合

交通事故により生命や身体に被害が生じれば、一般的に慰謝料が発生するところ、実際に被害が生じていなくても、その結果がたまたまに過ぎない場合には、実際に生命や身体に被害が生じた場合と同様の恐怖や不安を抱くことから、主観的精神的価値に被害が生じていると考えられます。


墓石、位牌、ペットが被害にあった場合

所有者は、墓石や位牌、ペットなどについて、その財産的価値の他にも精神的主観的価値を持っています。

したがって、墓石や位牌、ペットなどが交通事故により被害にあった場合には、財産的価値の他に考慮すべき主観的精神的価値があることから、その主観的精神的価値に被害が生じていると考えられます。


生活の平穏が害された場合

交通事故により、自宅での生活に支障が生じた場合などは、得られるべき生活の平穏が害されていることから、物としての価値以外の精神的主観的価値に被害が生じていると考えられます。


その他

慰謝料が発生するケースは上記のケースに限られるものではなく、物としての価値の他に、精神的主観的価値が被害にあったといえるような場合には慰謝料が発生すると考えられます。


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